種子島温泉「赤尾木の湯」浴室壁画
2016年3月1日 OPEN
鹿児島県本土最南端から南へ約40kmの洋上に浮かぶ自然豊かな島、種子島。
昔からその近海を流れる黒潮によってもたらされた中国や南方の国々の文化と日本の中央文化との交流によって、島固有の文化を生み出してきたという。
天文12年(1543)にはポルトガル人によって鉄砲が持ち込まれ、鉄砲伝来の地としても有名である。
また、「種子島宇宙センター」があることから、近年は宇宙の旅への玄関口としても知られている。
そんな種子島の北部に位置する西之表市に、この度温泉施設が開業する。
種子島温泉「赤尾木の湯」と名付けられた源泉掛け流しの温泉は、島の歴史や風土を大切にしながら、これから多くの人々と共に時を刻むのだろう。
私は今回、建物外観と浴室内の完成イメージパース、浴室内壁画を描いた。
男湯は南蛮船漂着と西之表、女湯は若狭姫の物語と西之表をテーマにそれぞれ制作した。
壁画を眺めながらお湯に浸かり、種子島の歴史や風土に少しでも触れていただければと願う。
2016年2月26日
画家・絵師 OZ-尾頭-山口佳祐
●男湯「赤尾木乃湯 南蛮渡来乃図」
●女湯 「赤尾木乃湯 若狭姫郷愁乃図」
●建物外観完成イメージパース
●浴室内完成イメージパース
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